玄葉外相は17日午前、韓国の申●秀(シンガクス)駐日大使と外務省で会談し、韓国の李明博(イミョンバク)大統領が島根県・竹島に上陸したことへの対抗措置として、竹島問題について国際司法裁判所に提訴することを伝えた。(●は、王へんに「玉」) 玄葉氏は申大使に対し、日韓両国で国際司法裁判所に共同付託することを提案したとみられる。 韓国側の同意が得られなければ、日本単独で提訴する方針だ。 国際司法裁判所は、当事国双方の同意がないと裁判が成立しない仕組みのため、日本が単独提訴しても韓国側が拒否すれば、裁判を行うことはできない。日本は1954年と62年の2度、竹島の領有権をめぐり共同付託を提案したが、韓国がいずれも拒否した。