静岡県御殿場市深沢の東名高速道路足柄パーキングエリア(PA)から、上り線を約20キロにわたって逆走したとして、県警高速隊は3日、道交法違反(通行区分違反)の現行犯で、山梨県上野原市コモアしおつ、無職、伊藤静容疑者(38)を逮捕した。 逮捕容疑は、同日午前7時5分ごろ、足柄PAから名古屋方面に向け、東名高速を約20キロ逆走したとしている。高速隊によると、逆走を避けようとした乗用車2台が路肩や中央分離帯に衝突したが、けが人はなかった。 高速隊の調べでは、伊藤容疑者は、自宅から東京方面に向かうため、富士市伝法の富士インターチェンジから東名高速に入ったが、足柄PAで山梨に戻る用事を思い出して戻ろうとした。「途中で逆走には気づいていた」と話しているという。