目覚めない眠りと区別できない。 ただ、我々は、自身を実は、記憶と身体によって同定しているので、身体がない状態で目覚めるというのを想定しにくい。 ただ、夢のなかで我々は目覚め、ある身体を得ている。 これは奇妙なアポリアで、実は、死というのは、終わりとか、dead endのように想定されるが、その想定の認識者は不在というか目覚めを想定している。 まあ、奇っ怪というか、普通の我々の無意識からすると、我々は何億年も生命として生きているわけで、そして今こここの生命はなにかの目覚めとしての私のような気がしている。