次元という言葉は日常でもよく使われている。例えば「この事をもっと高い次元から眺めれば」とか「彼らは低い次元の討議しかしていない」・・等々である。しかし。元々は専門用語であり、空間の性質を研究する幾何学で定義されるべきであろう。「彼はすぐ高飛車に出てくる」「あの人には一目置いている」「まだほんの序の口です」なども、日常会話で使われているが、元来が将棋、囲碁、相撲の言葉であるのと同じですね。 一次元とは線、二次元は面、三次元になると立体になる。縦・横・高さのある空間が三次元、私たちが今住んでいるこの場所がそれに当ります。 1、2、3の次ぎが4であることは誰でも知っています。したがって、三次元の次ぎは、形式的には四次元です。だが、身辺を見まわして、どこに四次元空間があるのか?どこにもない!整数の方は4、5、6・・・と続いて行くのに何故次元だけ3でストップするのか?4より先を拒否しているのは何か?