前夜、フロリダの空港に着いて漏らしたひと言は「さすがに(移動時間が)長いね」だった。そのオリオールズの上原が、一夜明けた11日は球団施設で精力的に動いた。正午から約2時間。みっちり走り、キャッチボールや遠投など約150球も投げた。関連記事川上、上原が米国入り 15日にキャン…オリオールズ、上原に背番号「19」を…記事本文の続き 前夜の空港では「(11日は)少し汗をかこうかな」と軽めの調整にとどめるような口ぶりだったが、密度の濃いメニューだった。ジョギングとストレッチで体をほぐすと、ランニングを1時間以上。続くキャッチボールは、遠投から少しずつ距離を縮めていき、大リーグ使用球の感触を確かめながらフォークボールなど変化球も試した。 150球も投げたのは、キャンプが始まれば、首脳陣から球数を厳しく制限されることを知っていたからでもある。「球数は相談する。ぶつかる気はない」と話すが「日本では投げこ