近づく「世界から金利がなくなる日」 先進国で過熱するゼロ金利レースの行方（MONEYzine） - Yahoo!ニュース世界中の中央銀行が政策金利を引き下げ、いま世界はゼロ金利状態に突入しつつある。 欧州中央銀行（ECB）は1年前に4％あったユーロ圏16ヵ国の最重要政策金利を現在2％と低い水準に設定している。米国の中央銀行にあたるFRBは昨年12月、政策金利を過去最低の年0.0〜0.25％に引き下げ、事実上のゼロ金利政策の導入に踏み切った。さらに英イングランド銀行（BOE）も今月5日、政策金利を0.5％引き下げて1.0％にすることを決めた。日本は長らく低金利が続いているが、ゼロ金利を実施した米国を筆頭に先進国はいまゼロ金利時代へと突入している。 なぜ世界各国で政策金利の引き下げが行われているのだろうか。その目的の1つは、金融機関の信用収縮の解消だ。世界同時不況の到来で金融業界の信用は収縮してしまっているが、金融機関同士のお金の貸し借りが滞ってしまうと、経済全体が停滞してしまう。そこで各国の中央銀行は金利
