2015年12月28日、イアン・フレイザー・“レミー”・キルミスターがロサンゼルスの自宅で亡くなった。 24日に70歳の誕生日を迎えたばかりだった。癌が発覚して、わずか2日後の死だった。 ホークウィンドを経て、1975年にモーターヘッドを結成。 『エース・オブ・スペイズ』(1980)、『極悪ライヴ』(1981)などがヒット、その極悪ロックンロール魂は崇拝の対象となってきた。 近年では高齢、そして糖尿や血腫と闘病しながらツアーを続け、フジ・ロック・フェスティバル15で日本のステージに立っている。 また、最新アルバム『バッド・マジック』も発表したところだった。 奇しくも1ヶ月半前、11月11日には初期モーターヘッドのドラマーだったフィルシー・“アニマル”・テイラーが亡くなったばかり。 世界中のロックンロール・ファンがそうであるように、筆者(山崎)もまた、彼の死をまだ受け入れられずにいる。 その