昨日は軽く「アナと雪の女王」に書かれた教訓っぽいものについて書きましたが、今日はその後に考えたことを。 まず、この映画にジェンダーが描かれているとは思わないという発言がけっこうあったように思ったのですが(これ自体を別にダメだ!とか言うものではありません!)、物事を見るときに、ジェンダー的な視点で見ればどんな作品でもそう見えるし、見なければ見えないということはあると思います。ただ、ちょっと思うのは、ジェンダーを考える上で、お姫様というのは、最も重要なキーワードのひとつだから、「お姫様」が描かれた作品とジェンダーを切り離して考えることは割と難しいということです。 そのうえ、「アナと雪の女王」は、そうしたジェンダー的な仕掛けをしていないかというと、していると思われるところもたくさんあるのではないでしょうか。 例えば、アナとハンス王子が再会して、恋におちる場面。舞踏会で意気投合し、お城の外に出てい