『映画ドラえもん のび太の宝島』が初登場1位となりました。シリーズ最高興収だった前作を上回るスタートで、「歴代最高」の興収が見込まれています。マンネリ化で興収の落ち込んでいた『ドラえもん』は、なぜ復活できたのか。ライターの稲田豊史さんが考察します――。 【図表】「映画ドラえもん」全38作の興行収入。「声優リニューアル」を乗り越えて…… ---------- 『映画ドラえもん のび太の宝島』■製作国:日本/配給:東宝/公開:2018年3月3日 ■2018年3月3日~4日の観客動員数:第1位(興行通信社調べ) ---------- ■映画全38作の興収は「アップダウン」が激しい 毎年3月の風物詩、1980年から脈々と続いている「映画ドラえもん」シリーズ(以下、映画ドラ)の第38作目『映画ドラえもん のび太の宝島』が初登場1位となりました。 もはや説明不要の国民的人気を博する『ドラえもん』なので