増加し続ける迷惑メールへの対策をどうすればいいのか--。ISPや携帯キャリアなどが対策を模索している中、インターネット協会主催の「迷惑メール対策カンファレンス」に登壇したKDDI、インターネットイニシアティブ(IIJ)の担当者は、携帯キャリアやISPの立場から、それぞれ迷惑メール対策について語った。 KDDIのモバイルソリューション商品開発本部 商品開発部 第3グループリーダーの本間輝彰氏は、携帯キャリアと迷惑メール送信者(スパマー)との「戦い」について振り返り、プッシュ型で送られる、深夜を除いて受信者の反応率が高い、いつでもどこでもつながる--といった携帯メールの特徴によって、携帯キャリアは「迷惑メール送信者にとっては、こんなにいい環境はない、という状況を作り出してしまった」と指摘する。 携帯メールの現状。日本の人口の約半数が1週間に一度以上携帯メールを利用している。リアルタイム性などが