あおぞら銀行が,大規模なシステム更改に取り組んでいる。関連会社を含む全社員約2500人に対して,Macintoshをシン・クライアントとして導入する。これはコミュニケーションの円滑化を進める「あおぞら情報革命」というプロジェクトの一環である。 日本で唯一の長期信用銀行であるあおぞら銀行。かつての日本債権信用銀行であり,1990年代末には経営不振から一時国有化され,2000年にはソフトバンクの傘下に入った。 その後,着実に経営健全化の道を歩んできたが,システムに関しては「ずっと投資を抑える方向にあった。クライアントのパソコンは6年ほど使っているケースがあるほど」(同社の川井良一執行役員リスク統括部長)。他の銀行との競争力の差が様々なところで現れ始め,社員のシステムに対する不満が溜まっていたという。 攻めの経営へ向けて「情報革命」 そんな中,ソフトバンクが2003年に,保有する全株式を米国の投
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