今や、誰もが中国について語り始めた、というべきだろうか。内田樹先生まで大学院のゼミでチャイナスタディーズを取り上げる予定だというし。ただ、仕方のないこととはいえ今のところそのバランスは政治・外交的なものに偏りすぎているという感は否めない。個人的には、もう少し中国のマクロ経済に関する経済学を踏まえた議論がネット上でも盛んになることを望みたい。というのも経済学的思考というのは中国問題のような考え出すとヒートしがちな頭を冷やすためには格好の手段だと思うからだ。 というわけで、bewaadさんがこのようなエントリを立ててくれたことは大変心強い。高齢化に関する実証研究論文の紹介などもあって興味深く読んだのだが、ちょっと気になったのは中国の国際収支と資本ストックについて関志雄氏の論考を援用しつつ次のようなロジックが展開されているところである。すなわち、中国では基本的に潜在的な成長率が高い上に国内の資本
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