僕は医学部の学生の頃、”超”がつくほどの「メモ魔」でした。医学部の講義はとにかく覚えることが多くて大変です。また暗記するものだけでなくて、よく考えないといけない問題も多々あります。実際の患者さんの診療に関わりながら医学を勉強させていただく臨床実習の時も、覚えることと考えることが山のように毎日押し寄せてきます。これは「覚える」問題なのか、それとも「考える」問題なのかを瞬時に判断できないような状況がよくあるため、自然と「とにかくメモをしまくる」という習慣が身につきました。 メモをするコツですが、まずは何も考えずに耳から聞こえたことを片っ端からメモしていきます。大学の講義のノートには、無地のルーズリーフを使っていました。真っ白な紙に上下左右関係なく、耳から入ってくる情報を片っ端から書き殴っていました。メモを取るときはあまり頭で考えず、とにかく機械的に書く作業に徹します。とても重要な情報もあれば、