実は生まれたのはやっぱり女の子なんだけれども、彼女はうす汚いオトナ達の都合で、「男」として育てられることになってしまった悲劇的運命に見舞われてしまっているのです。 そして、「自分は男である」という意識を持ちながら、「眞子お姉さまのいぢわる!」が口癖の「美少年」に育っていくのです。 けれども、次第に身体が発達してくるに伴って、徐々に疑問を抱くように。 胸にさらしを巻いて押さえつけ、日本男児の精神を現す鏡であるとしてフンドシを締めたりするものの、日々女らしくなっていく体には抵抗しようもなく…… そんな時、ふとしたことから幼少のころより学友として側にいた友人に、なんと恋心を抱くようになってしまう。 男なのに男じゃない、やっぱり自分は女なんだという思いがあふれた瞬間、思わず自分の気持ちを告白してしまう仁子様(仮)。 だがそのとき衝撃の事実が明らかになる! なんと告白した相手の学友もまた、男装の女学