気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 前回までの3回の連載は、組織や人事についての話が中心でした。経営はあくまで組織を動かして利益をあげることが究極の目的ですから、これらをよく理解せずにして社長をやることはできません。 日本企業の場合、経営企画部長と人事部長の二つのポジションは、社長になるために必ず通っておくべきものであることが多いです。人事部は誰にどの役職をやらせるかの決定に深く関与できますので、強大な権限を有することができます。一方、グローバルな企業では、人事部は職責が各組織(ライン)のサポート業務に限定されたスペシャリスト集団です。また、経営企画部に相当する部門は存在することが少ないです。そのため、日本企業のこれらの二つの部署で行っている業務は、社長がやることになります。組