新東名高速道路の豊田東ジャンクション(JCT)―浜松いなさJCT間(約55キロメートル)が13日15時に開通する。2012年に静岡県内で先行開業した新東名が愛知県まで延伸し、既存の東名高速と合わせて200キロメートル以上にわたり、高速道の二重化が実現する。日本の大動脈ともいえる首都圏・中京圏・近畿圏の物流効率化や、沿線地域の工場立地の促進などが期待される。 「愛知から(静岡県の)御殿場まで一気通貫でつながる」。中日本高速道路の宮池克人社長は、新東名の”愛知延伸“にこう期待する。新東名を使えば、御殿場JCT―豊田JCT間の平均的な所要時間は東名のみを走行した場合の180分から120分に短縮される見通しだ。 今回の開通区間では「新城」「岡崎東」の二つのインターチェンジ(IC)と、「長篠設楽原」「岡崎」の二つの休憩施設が新設される。並行する東名と比べ、急な勾配や曲線が少ない。規制速度は時速1