2013年1月20日24時50分〜(21日0時50分〜) NNNドキュメント'13 「法の壁 証言「危険運転致死傷罪」 「危険運転致死傷罪」―。最長で20年の懲役刑が科されるこの罪は、12年前、交通事故被害者の遺族らの活動により作られた。しかし、いまだにこの法律に救われず、苦しむ遺族が各地で生まれている。名古屋市に住む眞野哲さん(51)、志奈(44)さん夫妻は、おととし、当時19歳だった長男・貴仁さんをひき逃げ事件で亡くした。運転していた男は、「事故の前にテキーラ6杯、ビール3缶を飲んだ」と供述。一方通行を逆走。さらに無免許、無車検、無保険…違反だらけの悪質運転だった。それでも、危険運転致死罪は適用されなかった。望まれて生まれたはずの法律。しかし今、この法律を取り巻く人々の証言から、遺族を苦しめ、現場の法律家までも翻弄している危険運転致死傷罪の実態が見え始めた。 紹介文中に「遺族を苦しめ」