Webアプリケーションのセキュリティ対策を協議・普及する団体であるWAS(Web Application Security)フォーラムが,脆弱性を生みやすいプラットフォームがあるか否かを確認するため,Webアプリケーション・ソフトをサンプル抽出してテストしたことが分かった。「セキュリティ侵害事件が多発する中で,マイクロソフトは危険,Javaは安全--といった根拠のない“神話”が広まっている。本当のところを実証する必要性を感じた」(代表である奈良先端科学技術大学院大学 助教授 門林雄基氏)。 テスト対象は,Active Server Pages,PHP,Java,ASP.NETといった,異なるプラットフォームで動作するオープンソースの電子商取引パッケージ7製品。テスト内容は三つ。(1)まず,推奨される構成でパッケージをインストールして脆弱性テスト・ツールで検査した。これにより,プラットフォー