前回は、オフショア開発におけるトラブルについて、日本人なりのやり方で解決する方法を紹介した。今回は中国人がトラブルをどのような感じ、対応しているかについて紹介する。また、昨年10月に筆者が主催した北京オフショア開発ツアーの様子もお届けする。 オフショア開発トラブル対策(中国人の主張編) 前回、日本人の視点から見たトラブルシューティングの実例を紹介しました。今回は、中国人の側から聞いたトラブルシューティングの実例をいくつか紹介します。 まず、日本側に落ち度があって約束を守ってくれない状況を想定します。このケースで中国側から日本側に催促するとき、どのように工夫しているのかを聞いてみました。 例えば、約束した期日までに必要書類を出してこない、テストデータをそろえられない、質問への回答が滞る場面では、中国側は日本に対してどのような態度で接するべきでしょうか。 以下、上海で複数の会社にヒアリングした