若い若い頃、「正しいこと」をすることが一番尊いのだと信じていました。 だから、「こうあるべき」とされていることを必死でやっていました。真面目に。 自分が必死にやっていたから、それができない人はだめな奴だと、どこかで思っていたかもしれません。自分が限界だったから、そこから逃げる人のことを弱いやつだと思っていたかもしれません。すべては自分を正当化するために、心の中で他人を裁くようなことをしていました。 でも今は、ここでは「こうするべき」なんだろうけれどどうしても無理とか ここではこれが「正解」なんだろうけれど、どうしても正解と思えない といったもやもやが、よくわかります。 そこから離れたから。 その場所でのみ正解だという価値観が、世の中にはけっこうあったりして、 それはその場にいると、変えることはかなり難しく、場合によってはそのことに気づくことすらない。 「それはおかしい」と思っている自分が、