2021.09.08 06:00 「年収200万円未満」の非正規公務員の背景にある、ジェンダー差別や専門職の軽視 「公務員は高給取りでクビにもならないから安泰」——かつて公務員バッシングが流行した際、そういった噂を鵜呑みにした人も多いだろう。 だがそれは本当なのだろうか。過去に正規公務員として働いた経験のある筆者は、メディアで言われているほどおいしい仕事だとは感じなかった。失敗したら大問題になる職務もあったし、民間企業で働いている友人で自分より給料が高く、残業が少ない人はざらにいた。 そしてメディアで植えつけられたイメージとさらに離れているのが、非正規公務員である。「官製ワーキングプア」という言葉があるくらい、非正規公務員や民間委託事業の従業員の待遇や収入の不安定さは問題となっているのだ。 総務省の2020年の調査によると、全国の地方自治体で働く非正規公務員は112万人。さらに民間委託事業
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