日本の選挙は原則として、有権者が候補者や政党の名前を自分で記入する「自書式投票」となっています。しかし、法律上では1994年の公職選挙法改正で、衆議院選挙で「記号式投票」(事前に書かれた名前に◯などを付ける方法)が導入されたことがありました。今回は日本における記号式投票について紹介します。 自書式投票と記号式投票 日本の選挙は公職選挙法によって、原則として有権者が候補者の氏名(比例区の場合は政党名)を自書する自書式投票が採用されています。この自書式以外の方法としてはあらかじめ候補者名(政党名)が記載された投票用紙に、◯や✕などの記号を付ける記号式投票という方法があります。 記号式投票のメリットは、誰に入れたか判定できない疑問票を限りなく減らすことができるという点や開票作業が極めて簡単で効率が良いという点が挙げられます。基本的に記号式の方がメリットは多いと考えられていますが、自書式と比べて不
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