政治 菅新首相誕生 過去の菅氏発言 海兵隊国外を主張2010年6月5日 菅新首相の基地問題に関するこれまでの発言 【東京】第94代首相に就く菅直人氏は、1996年、鳩山由紀夫首相と旧民主党を結成した当初から「常時駐留なき安保」の思想に共鳴し、在沖米海兵隊の国外移転を訴えてきた。しかし、2009年9月に民主党中心の政権が発足し、副総理に就任して以降、菅氏の口から普天間飛行場の返還・移設など、基地問題に関する発言はほとんど聞かれなくなった。 菅氏はこれまで幹事長、党代表、党代表代行の立場で選挙応援などで頻繁に沖縄を訪問してきた。その際には「在沖米海兵隊は沖縄に必ずしも存在しなくても日本の安全保障に大きな支障はない」(01年8月)、「国内移転よりハワイなど米国領内への移転が考えやすいはずだ」(03年7月)などと在沖米海兵隊の沖縄駐留に疑問を呈してきた。 日米地位協定についても「運用改善では