世界自然遺産の小笠原諸島沖で、中国漁船が貴重なさんごを密漁しているとみられる問題は、漁船の数が今週100隻を超え、海上保安庁などが対応に当たっています。 小笠原諸島沖では、先月以降中国から来たとみられるさんご漁船が多く確認され、日本の領海で違法に操業したとして中国人船長が逮捕されるなど、さんごの密漁が懸念されています。 漁船は当初20隻ほどでしたが、今週100隻を超えるようになり、NHKは24日午後、小型ジェット機で上空から現場の状況を取材しました。 母島の西およそ10キロの日本の領海内では、中国国旗とみられる赤い旗を掲げた漁船1隻が航行していました。 船の特徴から200トンほどのさんご漁船とみられ、甲板では5人ほどが何らかの作業を行っているのが確認できます。 船員は左舷に沿って横一列に並び、時折漁具のようなものを海に投げ入れ、海面に水しぶきが上がる様子が確認されました。 このほかにも複数