神経科学に関するvalancy06taylorのブックマーク (2)

  • 何かを忘れるのは覚えておくよりも複雑なこと

    何かを忘れるのは覚えておくよりも複雑なプロセスであり、そのため脳にとってこれは簡単なタスクではありません。そのため、どんなに特定の経験や出来事を消し去りたいと願っても、脳が覚えておくように強制するのです。ではその目的は何なのでしょう?それは、経験を得て学習を続けていくためです。 不愉快な記憶やトラウマを残すような経験を頭から消し去ろうとしたことのない人などこの世にいるでしょうか?しかし脳にとっては、何かを忘れるのは覚えておくよりも複雑な作業なのです。まるで脳という魅力的な器官は記憶を残しておきたがっているようにも思えます。それは、記憶が人間の経験にとって欠かすことのできない要素だからです。 この現実が救いようもないことのように思えるのは確かですが、神経科学の世界では全てのことに終わりがあるということをご承知おきください。記憶は人それぞれをその人物たらしめている要因です。もし自由に人生のチャ

    何かを忘れるのは覚えておくよりも複雑なこと
    valancy06taylor
    valancy06taylor 2020/06/02
    わたしたちの記憶は連想による結びつきによって形成されており非常に豊かであるため、実は、物事を覚えておくよりも忘れることのほうが難しいメカニズムになっている。
  • オリヴァー・サックス著『ただよう船乗り』

    『ただよう船乗り』は興味深いだけでなく、心を動かすような物語です。これは、様々な問題のせいで長年にわたって大量のアルコールを摂取してきた影響と向き合わねばならなかった男性に関するお話です。 『ただよう船乗り』は、『と帽子を間違えた男』(2014)の中の短編です。これは主人公にとってはかなり悲劇的ですが、観る人にとっては非常に魅惑的なストーリーで、アルコール依存症が個人の認知機能に及ぼしうる様々な影響の一つについて語られています。いくつかの症例では、短期的にはこれらの影響は発現しませんが、時間とともに現れることがあります。 『ただよう船乗り』の主人公はジミー・Gという名前の男性です。彼を知る人は、彼のことを知的でフレンドリーで会話がうまく、生き生きとした人物だったと評します。一見したところでは特におかしなところなどなさそうに見える、普段は落ち着いていて親しみやすい男性です。 しかし、そんな

    オリヴァー・サックス著『ただよう船乗り』
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