2020年6月16日のブックマーク (3件)

  • 書評『いのちへの礼儀』

    人権問題の最前線で戦う活動家が、そのまなざしで動物たちの現状を見つめたら、どのような展望が開けるか――。生田武志氏の新刊『いのちへの礼儀―国家・資・家族の変容と動物たち』(筑摩書房、2019年)は、そのような試みが持ちうる一つの可能性を示している。書は大阪・釜ヶ崎の日雇労働者・野宿者支援活動に長年取り組んできた著者が、《国家・資・家族》という三極構造の変容を軸に、人間動物関係の歴史と現状を分析し、あるべき未来を模索する意欲作である。 議論の出発点は人間による動物の扱いをめぐる古典的な問いにまとめられる――なぜ私たちは一方を愛し、他方をべるのか。すなわち私たちは犬やといったペットを愛しつつ、牛や豚や鶏といった家畜たちをべる。この当然視されている、しかしよく考えれば奇妙というべき動物たちとの関係に著者は改めて光を当て、犬の社会的な位置づけの変遷や肉文化史を追うことで、動物たち

    書評『いのちへの礼儀』
  • 愚者が勧める迷ったときに読みたい5冊 - シロクマの屑籠

    www.houdoukyoku.jp リンク先は「賢者が勧める5冊」となっていて、そこに自分の名前が入っているのは汗顔の至りですが、たくさんの人にお勧めできるとして以下の二冊を紹介しました。 運と気まぐれに支配される人たち―ラ・ロシュフコー箴言集 (角川文庫) 作者: ラ・ロシュフコー,Fran〓@79CF@ois de La Rochefoucauld,吉川浩出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1999/06メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 17回この商品を含むブログ (18件) を見る こちらはともかく、 私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書) 作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/09/14メディア: 新書購入: 19人 クリック: 299回この商品を含むブログ (80件) を見る こちらの、分人主義のお話に私は100%同意して

    愚者が勧める迷ったときに読みたい5冊 - シロクマの屑籠
    valancy06taylor
    valancy06taylor 2020/06/16
    “もし、本や他人から正解や解答らしきものをいただいたとしても、それは本や他人が与えてくれた以上に、自分自身のなかで既に次の道筋が立ち上がってきて、正解や解答を受け入れる準備が整っていたから”
  • 1940年代の出来事や流行|じぇね太郎の旅

    1940年代というのは、日の元号では、昭和15年から昭和24年に当たる。前半の大部分が太平洋戦争の期間に当たり、1945年(昭和20年)に終戦を迎え、戦後5年という期間である。 じぇね太郎の旅「ジェネレーション/1940年代生まれ」は1940年代の日の出来事・流行・世相などについてまとめるページである。 しかし、この10年は戦前と戦後という2つの時期が存在し、内容的にも両方をまとめることに大きな困難さがあるため、ここでは、主に戦前の庶民の暮らしについて焦点をあてながらも、作品については戦前・戦後両方のものを掲載した。 画像は「戦争中の暮しの記録―保存版」の販売ページにアクセスできます。 1936年7月31日に国際オリンピック委員会で1940年に開催される第12回夏季オリンピックの開催地を東京に決定が決まった。 史上初めて欧米以外の有色人種国家であり、アジアで行われる五輪大会、そして紀元

    valancy06taylor
    valancy06taylor 2020/06/16
    わたしの祖母は1940年生まれ。この年2020年には80歳を迎えた。