絶対値とは、原点0からの距離をあらわす値です。ただ、これだけではよく分からない人もいるでしょう。より具体的に説明していきます。 理科の授業や自宅などで上の写真に載っているようなアナログ式の温度計を見た経験はないでしょうか。上の温度計は小さい目盛り1つが2℃分のため、気温が16℃であるのを示しているのは分かるでしょう。つまり「気温は+16℃」。これを言い換えると、“0℃を基準にして、0℃よりも16℃ほど気温が高い”となります。 さらに、上の画像には「0」の下に「10」や「20」などの数字が見えます。温度計の仕組みを知っている人は、0の下にある10が「-10℃」、20が「-20℃」を示す値だとわかるでしょう。仮に温度計の真ん中の赤い棒が0より下の10の位置にきたら「気温は-10℃」です。先ほどと同じく言い換えると“0℃を基準にして、0℃よりも10℃ほど気温が低い”となります。