東京都心から100km近く離れている茨城空港が、訪日客へのPR強化を目的に海外向け愛称を新たに決定するにあたり、”Tokyo”の文字を入れるかどうかが大きな話題となった。 有識者会議の答申案は「Tokyo Ibaraki International Airport」だったものの、「東京の近隣にあるとの誤解を招く」といった県民らの反対が相次ぎ、結局6月5日に”Tokyo”を外した「Ibaraki International Airport」に決定した。 だが、海外では大都市の名前を冠しながら、とても近隣とは言えないような離れた場所に空港や駅があるという事例が少なくない。実際にどんな事例があるか、そしてなぜそのような名称を付けているのかを探ってみた。 茨城空港、実は今も「東京」? まず、「茨城空港」は海外から見るとどのような扱いになっているのだろうか? 同空港に乗り入れており、日本でもグループ