日本総合格闘技界の至宝 1993年にUWFインターナショナルでデビューした若手レスラーが一躍脚光を浴びたのは、総合格闘技のリング。 日本人プロレスラーが海外の柔術家たちに立て続けに敗れるなか、1997年に桜庭選手がUFC Japanヘビー級トーナメントでグレイシー柔術黒帯選手を破り、ファンに伝えた「プロレスラーは本当は強いんです!」のひと言は瀕死のプロレス界に希望を与えました。 (写真提供:©️QUINTET/Takashi Iga) その後、当時日本最大規模の総合格闘技大会PRIDEが始まると、ブラジルの柔術家・MMAファイター相手に連勝して日本人選手のエース的存在として輝き、ついには総合格闘技というジャンルそのものを生み出したといっていい柔術家ホイス・グレイシーと対戦。 90分の死闘を制し、「グレイシーハンター」「IQレスラー」の異名とともに一躍日本のヒーローとなりました。 (写真提供