山口県光市の母子殺害事件の被告弁護団が分裂している。「赤ちゃんを床に叩きつけたのは『ママゴト遊び』」といった主張の表現などに、弁護団の一員である今枝仁弁護士が反発し、一人で弁護活動をするというのだ。今枝弁護士は、「弁護団から排除された」としており、弁護団は迷走の色を濃くしている。 辞任表明後すぐに撤回した今枝仁弁護士 弁護団の内紛は、今枝仁弁護士が2007年10月14日付のブログで明らかにした。「重大報告」と見出しをつけた日記で、今枝弁護士は、当日の弁護団会議で意見が対立し、主任弁護人の安田好弘弁護士と弁護団長の本田兆司弁護士から、「弁護人から降りてもらいたい」と言われたことを明らかにした。そして、15日に被告の元少年に説明したうえで、辞任する意向さえ示した。 今枝弁護士は、元少年と面会後、「絶対に辞めないでほしい」と懇願されたとして、15日付の日記で辞任表明を撤回。しかし、今枝弁護士は同
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