シマンテックは10月24日,ユーザーをだましてインストールさせようとする悪質なプログラム「ミスリーディング・アプリケーション(Misleading Application)」が多数報告されているとして改めて注意を呼びかけた。 ミスリーディング・アプリケーションとは,「あなたのパソコンはコンピュータ・ウイルスに感染している」といった偽の警告メッセージを表示して,セキュリティ・ソフトと称するプログラムをインストールさせようとする詐欺的な手口,あるいは,このときインストールさせようとするプログラムのことを指す。 このようなプログラムは以前から存在するが,2006年になると多数出回り始めた。国内ユーザーをターゲットにした“日本語版”も確認されている。このため,シマンテック以外のセキュリティ・ベンダーやセキュリティ組織も「偽セキュリティ・ソフト」や「ソフトの押し売り」などと呼んで注意を呼びかけている