まず「我に天ゆう(天の助け)ありと感じています」と感慨深く話していました。そして、インタビューでも改めて心境を尋ねると「あまり受賞の実感はないです。でも大変ほっとしています。私の書きたいものを書いたので、それが認めてもらえたことはとてもうれしく思っています。この作品が代表作になるなら、私の自信になるだろうと思います」。 ・「この半年、『文學界』新人賞の最終候補に残ったときから感情が無くて、今ならすご腕のスパイになれると思っています」 ・「(記者会見を中継する動画サイトを)いつも見ています。きょうも本当は実名で書き込みながら何て言おうかと思っていました」 記者会見ではユーモアあふれる発言も印象的だった市川さん。神奈川県在住で、10歳のころ難病の一つ、筋疾患の「先天性ミオパチー」と診断されました。14歳から人工呼吸器を使い始め、移動には電動車いすを使用し、タブレット端末を使って執筆しています。
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