欧米を中心に進む、卵の“ケージフリー”化。 背景に、家畜のストレスや苦痛を減らし、快適性に配慮する「アニマルウェルフェア」という考えがありました。私たちの食はどう変わってしまうのか? この記事では、「アニマルウェルフェア」について知っておきたいポイントを専門家に聞きます。 (クローズアップ現代+ 取材班) アニマルウェルフェアって何? “動物愛護”と何が違う? 新村さん: アニマルウェルフェアは「動物の福祉」と訳されますが、考え方としては、基本的に人が動物を利用するということは許容します。 例えば、ペットを飼うとか動物を食べることは許容します。ただ、最終的に食べるからといって何をしてもいいかと言うとそうではありません。「彼らが生きている間は彼らの生活の質を上げる」「動物の状態を上げていく」ことが望まれるのがアニマルウェルフェアの基本的な考え方です。 アニマルウェルフェアの発端は1960年代
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