東南アジアのミャンマーで軍がクーデターを起こしてから2年。 民主派勢力などが軍に対する抵抗を続けていますが、事態打開に向けた進展は見られません。 混乱が続くミャンマーの現状はどうなっているのか。拘束されているアウン・サン・スー・チー氏はどうなるのか。 ミャンマー情勢に詳しい京都大学東南アジア地域研究研究所の中西嘉宏准教授に聞きました。 (聞き手:国際部記者 北井元気) 以下、中西准教授の話 現地の状況は? 私自身、半年前にミャンマーを訪問して感じたのは、明らかに公共的なサービスの質が落ちているということです。 治安、病院などの保健、それに教育の3つというのは、政府のサービスのなかで中核的な部分ですが、それぞれが政変後の混乱で大きなダメージを受けていて、機能が低下しています。 京都大学東南アジア地域研究研究所 中西嘉宏 准教授 治安面では、ミャンマーの警察はもともと信頼度が高くありませんでし
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