パイロットは絶滅するか 5月27日に日米同時公開された映画『トップガン マーヴェリック』。前作『トップガン』から36年ぶりの続編というだけでなく、CG全盛のなか、米海軍が全面協力して実際の俳優たちがF18に乗り、強烈なGをリアル体験していることでも話題となっている。 その劇中、昇進を拒み現場にこだわる戦闘機パイロットのマーヴェリック(トム・クルーズ)に向かい、エド・ハリス演じる海軍少将がこう口にする。 「君たちのようなパイロットは絶滅する」 少将は、有人戦闘機開発の予算は無人機に回す、とも公言しているのだ。 このモチーフは、まさに現実の世界とリンクしている。ウクライナの戦場では、ドローンが戦術的に重要な役割を果たし、脚光を浴びているからだ。 はたして、「パイロットは絶滅する」のか。無人戦闘機が人類の未来にもたらすものは何か。世界の軍事事情に精通する二人が語りあった。 高橋杉雄・防衛政策研究
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