修学旅行の写真も、無加工では見られたくない生徒が増えているという。国会議事堂の見学に訪れた生徒たち(イメージ、時事通信フォト) 普段よりも美しく可愛らしく魅力的に見せることを「盛れる」と言い、自撮りや風景、建物などの写真が実物よりも美しく作成できたときに使われている。2009年のケータイ流行語大賞に「盛る・盛れる」が選ばれたときは、髪にボリュームを持たせてセットする、派手にするという意味で使われていたが、その意味が広がり、今では写真、とくに自撮りを盛らないことが考えられない人もいるほどだ。ライターの森鷹久氏が、加工で盛ることが普通になりすぎたことで起きているトラブルについてレポートする。 * * * 「加工ばかりしていないで、普通の写真を残しておけば良かった」 そんな高校生の”後悔”を報じた「高校生新聞オンライン」の記事(2022年11月14日掲載)が注目を集めている。記事を書いた男子高校