2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻。21世紀のヨーロッパで始まった戦争では、住民や兵士らによってネット上に大量の情報が投稿されている。そうした公開情報を収集して戦場の実相を明らかにする活動、オープンソース・インテリジェンス(OSINT)が民間人の間で盛んに行われ、戦争報道や研究に大きな影響を及ぼしている。 中でも、撃破された兵器の写真や動画をカウントし、ロシア・ウクライナ両軍の損耗兵器をリスト化しているオランダの軍事情報サイトOryxに世界的な注目が集まっている。Oryxが作成した損耗リストは、ロシア軍の多大な損害を物証付きで明らかにしており、CNN、BBC、NHKといった世界中のメディア、さらにはイギリス国防省でも信用できる情報源として引用されている。現在、Twitterのフォロワーは約43万人だ。 ロシア軍の損害をカウントするOryxのページ(Oryxサイトより) その
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