「ロングテール」は電子書籍をブレイクさせるか？ - ニュース - nikkei BPnet僕と電子書籍の付き合いは長い。最初に「電子ブック」と呼ばれる代物（しろもの）を買ったのは、もう15年以上前のことだった。それ以来、ずいぶんの年月がたっているが、電子書籍はいつになったら本格的にブレイクするのだろうか。いくつか説を打ち立ててみたい。 まず最初の説。「電子書籍は既にブレイクしている」というもの。これはどういう説かというと、ブログこそが電子書籍で一番ブレイクしている成功コンテンツなのだという説である。出版の世界で活字離れが進んでいると嘆かれて久しいが、書籍の売れ行きが落ちたのは本当に日本人が活字を読まなくなったからなのだろうか？ 実は、紙がインターネットに置き換わっただけで、相変わらず日本人は活字を読んでいるというのが、この説の主張に当たる。 インターネットが拡大し始めた当初は、インターネット上のコンテンツには質が伴っていなかった。玉石混交の状態の中で、読むもの読むものすべて“石
