「振り込め詐欺」に代わるいい名称はないか。警視庁が公募に乗り出した。手口の多様化についていけなくなった呼び方を一新したい考えだが、犯罪のネーミングは一筋縄ではいかない。 1日あたり4千万円余。昨年、振り込め詐欺グループの懐に消えた被害額だ。総額は161億円。5250万円をだまし取られた広島の女性など1人あたりの被害額が増加傾向にある。 やっかいなのは、犯人が被害者に直接お金を受け取りに来る手口の急増だ。 「わざわざお金を取りに来るなら詐欺じゃないと判断してしまった被害者もいる。ネーミングの印象が逆効果になっている」と捜査関係者は指摘する。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら関連リンク高齢者に電話録音機を貸与へ 振り込め詐欺対策で警視庁(3/21)架空の株取