自身の趣味嗜好にあったコミュニティーを形成し、 豊かな生活を送っているように見える人々。 電車に乗っていても、街を歩いていても、あるいは恋人とデートをしている時でさえ、携帯電話の画面に首ったけ。 そこでは誰もが羨むような美しい出来事が彩られ、充実した日常を送っている。 美味しそうなご飯、新しく買ったお気に入りの服、かっこいいとされる音楽などなどなど。 しかしそんな世界は見栄で塗りたくられ、全てが金と情報で解決出来る薄っぺらい世界。 好きな物事で形成されたことに安堵し、 その小さなカテゴリーの中だけの価値基準で流され、 思考を停止し、無個性で反発さえも覚えない無色透明な生き物へと成り下がる。 予期せぬ出来事に苛立ち憤り、世界を自分の中だけで掌握しようと奮闘する。 情報はすべて端末に集約され、記憶する必然性を感じず、データにより流されてきたものに反応するだけの、お軽いセンスの競い合いが持てはや
日中にアラスカ州のノームからカウンシルまでを結ぶ全長116キロの砂利道路を南へ向かう。街が終わってゆく。 2003年、当時19歳だったアメリカ人先住民女性が、ノームの廃金山で死亡しているのが発見された。その2年後、警察官マシュー・クレイ・オーウェンズが殺人罪で有罪判決を宣告された。彼の逮捕直後、とある雑誌の取材、撮影でノームに送り込まれたのだが、その記事が出版される前にとある雑誌は廃刊になってしまった。それ以来、私は、この場所に取り憑かれた。アメリカ国内のどこよりも、ノームには、辺境特有の粗さや露骨さがある。どこか撮影したい場所があるか、とVICEに尋ねられると、真っ先にノームが思い浮かんだ。 ノームに惹かれた理由のひとつは、アウトサイダーの街だからだ。100年以上前、3人のスカンジナビア人が小川で金を探り当てたことで、急速な発展を遂げた。何千人もの山師、セックスワーカー、おこぼれにあやか
世の中の見方を写真という媒体を通じて表現する。街中や出会う人、そして頭の中にあるもの。人の共感を呼ぶものもあれば、人から煙たがれるものもある。それが何かの役に立つのかと問われれば、ビジネスの世界ではおそらくただの無駄とされるものだろう。ただの無駄で終わるか否か、あるいはその先に何かをもたらすかは、それぞれの作品と自分自身との関係次第。 今回紹介する作品は抽象的で美しい彫刻か何かを被写体にしたようにも思えるが、実態は、、、。「若き写真家が見る歪んだ世界」、第4回目は山本渉の作品とインタビューを紹介したい。 ※ 作品を創る際のコンセプトを教えてください。 ひと言でいうと自然がテーマです。常に自然について関心を持っていたんですが、最近は同世代の人たちも同じ関心を持っている人が増えてきたし、それも当然かと思うので、ちょっと言うのをためらうこともありますが。 ただ、ひと言に自然といっても抽象的な単語
2015年11月26日、沖縄県石垣市。夏のような日差しと冬のような冷たい風が吹き荒れる中、若宮防衛副大臣が市役所を訪問。石垣空港からその模様をドキュメントしようと待ち構えるも、ニアミス。急いで市役所に向かうとそこには、賛成派、反対派、それぞれの意志を持つ市民が正門脇で二手に別れ陣を取る。 13時30分。2台のハイエースが反対派の前を横切り賛成派の前に停まり、若宮防衛副大臣と自衛隊員数名が現れ、中山石垣市長が待つ市長室へ。警備部隊、地対空誘導弾部隊、地対艦誘導弾部隊からなる合計隊員規模数500から600名程度の部隊配置を石垣島で実現すべく、中山市長へ協力を要請するための会談が約30分ほど行われた。その後、それぞれ約10分ほどの記者会見を終え、若宮防衛副大臣は市役所を後にした。 石垣市に属する尖閣諸島を含めた南西諸島防衛のための国の動向、石垣市の対応が今後どのように推移し、どのような結論に至る
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く