「なぜこの価格で、これほどのカレーを提供できるんですか?」 老舗カレー店の経営者が唸ったのは、ある外食チェーンのカレーだ。各社が顧客獲得のためにしのぎを削り、“ウリ”をつくろうと必死になる中、牛丼店にも関わらず、なぜかカレーの評判が高いのが『松屋』(経営:松屋フーズ)だ。冒頭のセリフは、通年メニューのオリジナルカレー(330円)に対しての言葉である。 家庭的なカレーが誰にでも受け入れられる味だとすれば、松屋のカレーは好き嫌いの別れそうなスパイスが薫る本格派。さらに、期間限定としてフレッシュトマトカレーや超激辛スープカレーなど、より個性的なメニューを提供することでも知られている。全国チェーンらしからぬチャレンジングな味作りなのだ。 牛丼店にも関わらず、なぜそこまでカレーに力を入れるのか? 松屋フーズ商品開発部の久岡利至氏に話を聞いてみた。 「やはり、家庭では食べられない味を提供することで、差
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