音楽・映像ソフト業界が陥る負のスパイラル、頼みの携帯配信も頭打ち、「神風」を待つ音楽業界【下】(1) - 10/02/12 | 08:30 (=上より続く) エイベックスはCD依存から脱却すべく、ライブや映像事業に活路を求める。ぴあ総研の笹井裕子取締役によれば、ライブ市場全体は微増傾向が続き、09年も過去最高を更新したもよう。が、「施設制約があり今後も漸増基調。CDに代わるのは難しい」と分析する。会場で売る高粗利のアーティスト関連商品も販売量に限界がある。 映像事業では、出資した映画『レッドクリフ』がヒットしたものの、米国での配給権が売れないことなどから前期に特損10億円を計上。携帯放送「Bee」も利益貢献には時間がかかる。 ユニバーサルはレコード会社から「音楽サービス企業」への変革を目指す。地方にスカウトを常駐させて新人を発掘、商品化権などアーティスト回りの権利を押さえ、マネジメン