アナタガ望ムノナラバ 鮭ノヤウニ川ノボリ 熊ニ人ニ里都姉(ねぇ)ニ 食ベラレテアゲマセウ アルイハ子熊ノヤウニ 愛クルシクアナタヲ 指デ足デ コノ牙デ トリダシテアゲマセウ どちらが先に 食われただとか そんなこと どうでもいいの いくら匂へど 飛び散るを(クマー的な意味で) キャビア何ぞ わしゃ知らん 食べたいの もっともっと大量に 海の荒波 今日越えて 浅き川へと 遡る 獲りましょう ミンナでメス の鮭を北国で 例ヘバ樋熊ノヤウニ 鮭ヲ裂ケト云フナラ 川ノ水ニ身体ヲ 任セテ往キマセウ アルイハオ高イモノヲ 味ワッテミタヒナラ 酒ト塩デ山女ヲ 漬ケ込ンデ食ベマセウ 骨の髄まで 染まってもまだ それだけじゃ 物足りないの いくら匂へど お高いよ 他のやつは わしゃいらん 食べたいの もっともっと大量に 人造いくら 振り捨てて 冷えた懐 気にもせず 食べましょう アナタの為に 嗚呼 いくら匂