富士通が、インターネット接続サービス(プロバイダー)の子会社「ニフティ」を売却する手続きに入ったことが分かった。すでに国内の投資ファンドなどに打診を始めている。会員が減り業績が低迷する個人向けサービスから撤退し、企業向けのITシステム事業に力を入れていく。 富士通は近く、買い手を公募するかどうかなど、売却先の選定方式を決める。 ニフティは1986年、富士通が大手商社日商岩井(現双日)と共同出資で設立した個人向け情報サービスの老舗だ。87年に電話回線を使うパソコン通信「ニフティサーブ」を始め、会員数は90年代半ばにパソコン通信として日本最大の200万人超に達した。
![富士通、ニフティを売却へ 会員減少で業績低迷:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8a4537493f860677a55d5cab14c4bf3605c2cc15/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20140410000088_commL.jpg)