顔面けいれん(顔面痙攣) 1)顔面けいれんとは 顔面けいれんは、片側顔面痙攣ともいいます。顔の半分が自分の意思とは関係なく痙攣するもので、ふつう目の周囲から始まりだんだん口元へと広がります。最初のうちの症状は疲れなどでまぶたのぴくぴくする症状との区別が困難です。徐々に進み、あごの下の筋肉も痙攣するようになります。頻度は、最初は緊張したときなど時々だけですが、徐々に痙攣している時間が長くなっていきます。やがて一日中、ときには寝ていてもおこるようになることもあります。 脳の深部で顔面神経に血管が接触して圧迫することが原因で起こります。あまり多い疾患ではありませんが、くわしい頻度はわかっていません。アメリカではこの病気の人は、人口10万人あたり男女あわせて20人程度いるともいわれています。日本の統計はないのですが、病気には人種差があって、この3倍くらいの方がいらっしゃるかともいわれています。 病