宇宙から目視できるくらいの速度でビーム状の何かが降ってきて大爆発を起こすという描写はゲームやフィクションの世界でしばしば見られる光景だが、現実の世界でこれにもっとも近い光景をあげるとしたら、大強度レーザーなどではなく、おそらくICBMやSLBMなどの長距離弾道ミサイルの類だ。 上の写真はCGではない。アメリカがかつて保有していたICBM (peacekeeper)の大気圏再突入試験のものだ。地上から打ち上げられた弾道ミサイルは、30分程度で数千キロ以上飛行する。遠地点付近でいくつもの弾頭に分かれた再突入体がそれぞれのターゲットに7km/sの極超音速で落下する。再突入体は大気を押しつぶしながら高温になって光り輝き、その表面は蒸発しながら急速に消耗する。実戦ではこの閃光の一本一本の先に核爆発が伴うことになる。 核ミサイルが大気圏に再突入するときに私たちが目撃する光景は、地球上で現実に発生しうる
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