ぽわ〜ん。おっとり。女優、綾瀬はるか(23)がふだん醸すオーラは、主演映画「ICHI」(曽利文彦監督)で一切、陰をひそめている。仕込み杖を武器に悪党を斬りまくる盲目の旅芸人、市を演じた。運動は苦手そう、という世間のイメージにご立腹。「十人斬りのシーンは格好よく撮ってもらいました。お気に入りです」と胸を張った。(ペン・郡司美香 カメラ・大里直也) 序盤で、市が男たちを斬りまくる。最初から最後の10人目まで、イッキに撮影された。素早くキレのある動き、剣さばきの確かさ、間合い。こいつぁ、ただ者じゃない。 −−てっきり、運動音痴だと… 「えーっ、すごいスポーツ少女だったんですけど、こうみえて。本当ですよ。でも、みんな、帰宅部っぽいとか、吹奏楽部だったでしょとか。運動に結びつかないんです。何でだろう?」 −−だから新鮮でした 「中学校3年間はバスケット部。学年で足が1番速くて、陸上部の先生に頼まれて