世界各地の病院や企業などが大規模なサイバー攻撃を受け業務が妨害される事態が相次いでいて、被害は99の国や地域で合わせて7万5000件以上に上っており、情報セキュリティー会社は、コンピューターのセキュリティーを強化するよう呼びかけています。 サイバー攻撃はコンピューターの基本ソフト「ウィンドウズ」を標的にしていると見られ、ファイルを勝手に暗号化して利用できなくしたうえで、元に戻すために金銭を要求する「身代金要求型」のウイルスが使われています。 ウイルスに感染すると、画面上に仮想通貨「ビットコイン」で300ドル相当の支払いを求めるメッセージが表示され、支払期限を示すタイマーが作動し始めるということです。 アバストによりますと、こうした被害は、12日だけでもロシアやイギリスなど世界の99の国や地域で合わせて7万5000件以上に上っているということです。 このうちイギリスでは、各地の病院のコンピュ