和樂本誌8・9月号「国宝をめぐる旅」で紹介した本州最北端の下北半島で食べられる「生うに」。甘みののったキタムラサキウニの味わいは日本一、と胸を張る佐井村。夏限定の「生うに丼」、年間を通して楽しめる「うにぎり」、ほかにも食べたい魅惑の海産物をどーんとご紹介! わかめを食べて育ったうには、より甘みが増すらしい ”まさかり”にたとえられることが多い下北半島。キタムラサキウニの産地・佐井村は、まさかり部分の西の端にある小さな漁村。日本海と太平洋が交わる好漁場なので、魚貝のえさとなる昆布や海藻の育ちも良好。季節が巡るごとに多彩な海産物が水揚げされるというわけです。まぐろで有名な大間町も近所といえば、すごい海域であることが想像できるでしょう? 佐井村のキタムラサキウニは、とにかく甘い。佐井村漁業協同組合の皆さん曰く、「わかめを食べて育ったうには、より甘みが強い」。複雑で長い海岸線をもつ佐井村のうに漁は