ファミレスでもないのに24時間営業 埼玉県最大のターミナル駅がある大宮の喫茶店「伯爵邸」。「24時間営業」の札が窓辺に置かれている。ファミレスでもないのに24時間営業の喫茶店は珍しい。 ドアを開けると、昭和にタイムスリップしたかのような懐かしくレトロな空間が。天井はステンドグラス風、広々としたソファ席に、壁にはモナリザなどの西洋絵画がかけられている。しかし、重厚感のある都内の昭和レトロの喫茶店とはどこか雰囲気が違う。 アンティークの彫像に混じって大きなダルマが置かれていたり、高価そうな陶器のサルの首にメニューのビラを無造作にかけていたり。うまくいえないが、田舎の実家のようなごちゃごちゃ感があって妙にほっとする。 ところが、入り口の棚に置かれたガラス瓶を目にして思わず飛び上がった。胴体が直径5センチくらいある巨大なヘビがトグロを巻いて口をガッ!と開いていたからだ。ウェイターさんが笑って「それ